小学生の時に1番おっきい挫折をしたのを思い出した。

「もうミスコンなんて受けるの辞めよう。向いてない。」

これは先日、
ミスSNS2019をカメラテストで落選した時に自宅の玄関でひとしきり泣いたあとの独り言。

2018年2月に活動リスタートしてライブ活動を重ねる中で、
何か足りなさを感じてミスコンを受けた。

もちろん
ほぼ毎日のライブはとても楽しいし、ひとつひとつのステージをひとりで考えて立つのは大変だけど充実してた。

だけど、また殻の中にいる感覚になった。

リスタートして、ひとつ殻を破った。

だけどその外もまた殻に包まれてて、
マトリョーシカみたいになってるんだ、って思った。

同じ事をずっとしていても殻は破れない。

だから手始めに名前を知っているミスコンを受けた。

それがミスiD2019だった。

結果は書類敗退。

そもそも通る自信は無かった。
自信が無かったから受けたこともごく一部の人にしか言ってない。

敗者復活戦面接にも出向いたけど、
緊張でボロボロ。
もちろん落選。

ため息しか出なかった。

そして、ツイッターで見かけた
ミスSNS2019に応募。

今度は書類は通ったものの、
カメラテスト+面接で落選。

そう。

面接で固まってしまった。
殆ど何も喋れなかった。

描いた絵を見せて、終わり。
やってしまった。

自己アピールを話すって何を話していいかわからない。

だからバイトとか契約社員の面接もことごとくだめ。
学校も就活対策の授業に入ると病む。
面接練習ですら言葉が出なくなる。


これは決定的な欠点だ。

だけど、
欠点がわかったってことは改善の余地もあるってこと。

まずはスタート地点に立ちたい。

次の殻を破りたい。

諦めたくない。

ミスiD2019に落ちた時は、
まぁ、落ちるよな、、そうだよな、、くらいだった。

でもミスSNS2019に落ちた時は
自分でもびっくりするくらい凹んだ。

たぶん、
ミスiD2019は、誰にも言わずに受けて、ひっそり落ちたから、
こんなもんよね。って感じだったけれど、
ミスSNS2019は応援してくれた方々がいたから、
どうしても受かりたかったんだと思う。

ありえん泣いた。

みんなが送ってくれた優しすぎるリプライに更に泣いた。

もう絶対受けたくない。って思った。

けど。

その後で私は小学生の時にピアノで酷い挫折をしたのを思い出した。

私は卒業式の「旅立ちの日に」の伴奏が弾きたかった。

卒業式にそれを弾くには立候補して楽譜を貰い練習し、決められた日に試験を受けなくてはならなかった。

死ぬ程練習した。
家に帰ってすぐピアノを弾き始めて朝まで弾いて仮眠をとり学校に行っていた。

当時習っていたピアノの先生にも訳を話して、
旅立ちの日にの練習・指導をしてもらった。

当時のクラスは1組から3組まであって、各クラスに1人くらいはピアノが弾ける子がいた。
そして私の所属するクラスには何故か4人もピアノが上手い子がいた。

4人とも3歳からピアノを習っていて、小学生なのに
ショパンの幻想即興曲(右手と左手で全く違うリズムで動きも激しく細かいヤバイ曲)
弾いたりする子がいて、
本当に上手だった。

でもその時ばかりは自信があった。
本当にたくさん練習したし、完璧に弾けると思った。

試験日。

私は完璧に弾けたと思った。

強弱も、リズムも、動きも、表情も。

だけど結果は落選。

一応補欠も募集しているけど
受けますか?と言われ
また1週間死ぬ程練習して受けた。

受けたのは私だけだったのに、
それでもだめだった。

やっぱり英才教育には敵わないんだと思った。
私がピアノを始めたのは7歳。
彼女たちがピアノを始めたのは3歳。

本当に悔しかった。
私3歳の時とか何してたかな。

力に差があるのはわかってたから、
ピアノだけに集中してめちゃくちゃ本当に全力で頑張ったのに
落ちてしまった。

そこから、全力で頑張るのが怖くなった。

高校受験も勉強は頑張ったけど、
本当に通いたかった学校(美術科がある高校)は担任の先生に「学力がギリギリな上、倍率が高い学校だから、記念受験になっちゃうよ」
と言われ諦めて、全然違う高校を受けた。

ミスSNS2019を落ちてギャン泣きして、
小学生のこの頃を思い出したのは
諦めちゃだめだってことなのかなって思う。
このままじゃ何も出来ないで
人生が終わってしまう。

出来ないかもしれなくても挑戦しないと始まらない。

だから
ミスiD2019にもミスSNS2019にも落ちたけど、
立ち止まらないで、
また今年も、挑戦をします。

頑張ります。

だけど、私の力だけじゃどうにもならないこともある。

応援してくれたら、嬉しいです。

そしたら楽しい場所まで一緒にいこうね。

出来るとこまで、いけるとこまで、
どこまでも。




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